宵のつれづれ#40 規範の機能は人を見る | いざよいブログ
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宵のつれづれ#40 規範の機能は人を見る

ソシオニクス

仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第40回目、規範の機能は人を見るです。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。
  • 毎週月曜日の、太陽が沈むころに配信。

規範の機能は人を見る

前回まで、規範の機能という自分の中のものさしについて書いてきました。

前回は、規範の機能における自分の基準=ものさしに自信がなくなったときに、自分の(または他人の)ものさしが精確かどうかを確かめるためのものさしのものさしを求めるという話をしたんです。そして、私にとってのものさしのものさしは、ソシオニクスなのだ…!的な話をしました。

今日は、なぜソシオニクスがものさしのものさしになるのか、うまく説明しきれてなかった気がするので、補足というか書き直します。私の頭の中を整理するのが本題になっているような記事ですが、最後までお付き合いください。

まず…。ソシオニクスのタイプは、8機能というシンプル設計。さらにこの8機能は、大きく「強い」「やや強い」「やや弱い」「弱い」の4つの段階(※元ネタでは次元)と、よりシンプルにまとめられます。

この4段階にわけるという大ざっぱな区別。、規範の機能から見た世界とよく馴染むのだと思いまする。

というのも規範の機能もまた、自分のものさしで、周りの人をかなり大ざっぱにランク付けするから。「自分より上」「自分と同じくらい」「自分より下」みたいに。

この自分の中にある「自分より上」「自分と同じくらい」「自分より下」的な優劣思考と、ソシオニクスの4段階という大ざっぱな区別は、下の図のようにカッチリとハマる。

例は、IEIの規範の機能×内向感覚。なお規範の機能は「やや弱い」機能です。

相手のタイプの内向感覚の強さ自分IEIと比較自分IEI独自の評価
強い(主導/証明)自分より2ランク上すごいけどすごすぎて、この人をお手本にはできない。
やや強い(創造/無視)自分より1ランク上すごい。お手本。この人みたいにふるまわなきゃ。
やや弱い(規範/動員)自分と同じランク「フツウ」じゃない?
弱い(脆弱/暗示)自分より1ランク下この人大丈夫…? もう少しなんとかして! 自分もこうならないよう気を付けなきゃ。
※イメージです。

他の機能では、ソシオニクスの理論と自分の評価がここまでハマらないのではないか。規範の機能以外はさほど人を優劣で見ないだろうし、ソシオニクスの説明を読んではじめて「なるほど確かに言われてみればそうかも?」となることも多そう。

でも規範の機能はやたらとピンとくる。それは、規範の機能が、理想を持っていてよく周りを見て勉強しているからでもあるし、尊敬できるすごい人とそうでない人を見極めようとするからでもあるし、自分に自信がなくすごい人の意見に自分を合わせようとするから、でもある。

良くも悪くも、とにかく人を見る。それが規範の機能。

だからこそ、ソシオニクスという「人」の理論がすんなり頭に入る。ソシオニクスの説明を読んでも「あーわかるわかる!」ってすぐに身近な人の顔が思い浮かぶ。

私のブログも、内向感覚の話ばっかりになりかけました。それは私にとって、内向感覚についての記述が一番ソシオニクスでピンとくるから。そして自分の評価がソシオニクスの理論とカッチリハマることで「自分だけの思い込みではなかった」と安心できるから。…なのではないか。

以上。この話が読者の皆さんにとってピンとくる話なのかはよくわからないですけど。次回からはまたストラティエフスカヤの話とかしたいっす。

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