宵のつれづれ#37 自分のものさし | いざよいブログ
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宵のつれづれ#37 自分のものさし

ソシオニクス

仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第37回目、自分のものさしです。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。
  • 毎週月曜日の、太陽が沈むころに配信。

自分のものさし

なんでかしらんけど『宵のつれづれ』が内向感覚の話ばっかりなる件について今日も続けます。

規範の機能は、理想の自分になるべく情報収集=お勉強を積極的にします。その勉強の一環で、周りの人がどうしているかもよく見ようとします。前回はそんな話をして終わりました。

だから自分の規範の機能の側面で、他人のことをまじまじと見ている。まぁいつも勉強してたら疲れるので、時々、集中的にですが。

そうやっていろんな人のことを見たり、いろんな人の話を聞いたりする過程で、自分の中にある評価の基準=ものさしが少しずつ洗練されていきます。

IEI以外のタイプの例もあげましょうかね。たとえばLII。LIIのものさしは「倫理観があるかどうか」。もう少し具体的には「自分がされたら嫌なことを人にしてはいけない」みたいな自分の倫理の原則に従っているかどうか(ESI系統の内向倫理-Fi)

こういう自分の中のものさしは、自分自身にも向けられます。だから、特に初対面の場合なんかでは、LIIはとても礼儀正しくふるまいます。それが倫理的に良いことだからです。

LII
LII

皆さんはどちらによく行かれるんですか? あああちらですか。ええ、存じております。いいですよねぇ。…ハハハ、はい、そうですねぇ。いえいえ。こちらこそ貴重な機会をいただきまして、ありがとうございます。いやもう、非常に勉強になりましたので…ハハ。

また、前回の最後で触れたように、自分のものさしから「ヨロシクナイ!」と判断された場合には、厳しく批判することもあります。自分が嫌な目に遭ったときはなおさらです。

LII
LII

いい年して「『人を好きになること』は尊いこと」とか言ってる人間って気持ち悪いんだよなぁ…。欲望を一方的に押し付けるのを正当化しているから、相手がどう思うかなんて考えもしないし、そういう奴ほどTPOわきまえずに突撃してくる。迷惑。

※ひよこちゃんのセリフは、実話をもとにしたフィクションであり、イメージです!!

そしてそういうヨロシクナイことをする人のことは「自分以下」とみなして、「この人みたいにはなるまい!」と反面教師にするかもしれませんね。

そうやって、出会った人々の情報について、自分の中の規範の機能のものさしのもと、かなり単純化しながら整理していきます。「この人は基準以上なのか基準以下なのか」「この人は自分より上なのか下なのか」「っていうかそもそも自分はどの辺の位置付けなのか」みたいなふうに。

そしてその単純化された整理が、ソシオニクスと相性が良い…のかもしれないと思ってたりする。続きます。

※ひよこちゃんのセリフはイメージです。

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