仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第34回目、仲良しの宇宙人です。
仲良しの宇宙人
前回までひたすら活性化関係の話をしてきましたが、今回も活性化関係の話。
活性化関係の相手って、自分とは何から何までだいぶ違うけど仲良くなりやすい人です。コミカルに描くなら仲良しの宇宙人みたいな。藤子不二雄的なマスコットキャラでもいいですし、タコピーとかでもいいですけど…いやタコピーはちょっとアレか…?
活性化関係って、普段は仲良しです。だからお互いに異なる星から来たことなんかすっかり忘れてます。そんな中で予想さえしていなかったようなすれ違いが起こるとき、やっと思い出します。
「あぁあ…!! こいつ、宇宙人なんだったー!!!」、みたいな。
それが活性化関係です。多分。
どうしてすれ違いが起こるかといえば、お互いに異星人なのにそれを忘れているからです。話が自然にかみ合うので、自分の思いは、ほとんどすべて相手に伝わっているだろうと思います。自分の常識を相手も十分に共有しているだろうと思います。
…が、相手は宇宙人です。自分が予想さえしていないような行動を起こします。まさかそんなことはするまいな…というそのまさかをするのが、活性化関係です。
隙自語になりますが、私自身、同居人LSIと付き合いたての頃、たとえばこんな感じのことがありました。
私、実はブログを趣味でやっており…。
思ったより真面目に書いてて驚く。
でも恥ずかしいから、口堅いAちゃんにしか言ってない。知ってるのはLSIくんで2人目。
へー。
~数日後~
みんなに宣伝しといたよ!
なんでそうなる?!??!?
え?
説明しますと。まず、当時の私はこういうつもりで言いました。
口堅いAちゃんにしか言ってない。知ってるのはLSIくんで2人目。(あなたがコソコソ裏でバラしてたらすぐ特定できるから、よろしくナ)
AちゃんとLSIにしか言ってないこと。Aちゃんは口が堅いという情報を事前に与えました。この情報から、LSIは当然この私の赤文字のメッセージを読み取るだろうと思っていましたし、伝わると当たり前のように思っていたから、わざわざ言葉にもしませんでした。
が、「宣伝しといたよ!」と言ってきた同居人LSIを思うと、青文字のように受け取られた可能性すらあります。
口堅いAちゃんにしか言ってない。知ってるのはLSIくんで2人目。(あーあ、恥ずかしがりな私の代わりに宣伝してくれないかなぁ?)
彼は「コソコソ裏でバラしてる」わけでもないし、バレたところで私が先輩や後輩からハンドルネームで呼ばれて恥ずかしい思いをするだけなので別にいいんですが…。
少なくとも「相手は宇宙人だ」ということを忘れていなければ「みんなには言わないでね」とかなんとか言葉にして伝えたはず。それを当時の私は、言葉にしなかった。
同棲5年目を迎えた今、LSIに対しては、私はかなり直接的な言い方をするよう気を付けています。
この話を知っているのは、あなたと私だけ。あなたと私は親密な関係にあり、あなたが困っているから、特別に私はこの話をしました。他の人には私は言いません。第三者に口外しないようにしてください。
私もLSIの双対EIEに近づいてるんだろうか…と思いつつ。今日はこのへんで。