仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第32回目、IEE化するEIIです。
そして本業がチョット忙しくて疲弊しており、「週2」のペースも「ゆるく楽しく」も維持できなくなっているんで、今後は、毎週月曜日のみでやらせてもらいます。
IEE化するEII
SLIとEIIの活性化関係の夫婦についての記事。
この記事の元ネタはいつものストラティエフスカヤ。どういう文脈でこのエピソード(の元ネタ)が紹介されていたかといいますと、活性化関係では、相手の双対に自分を寄せていくようになるよという文脈において、です。
それゆえ、ここ(SLIとEII)でも、どの活性化ペアとも同じように、ある種の優先項目のシフトが生じます。ギャバン(SLI)の行動を予測しようとすると、ドストエフスキー(EII)は自身の創造する機能の「可能性の直観」(外向直観)に、(主導する機能の内向倫理よりも)より力点を置かなければならなくなります。
SLIとうまくやっていこうとすると、EIIは、自分の内向倫理(主導する機能)よりも外向直観(創造する機能)に重点を置かざるを得なくなります。
というのもSLIは自分の行動の動機をはっきりとは説明しません(本人も多分よくわかっていない)。EIIはSLIの(EII的には)不可解な行動に振り回され、しばしば腹を立てます。
SLIドタキャンだってさーー無理。前から約束してたのに、突然「明日は別になしでよくない?」だって。こっちはよくない。楽しみにしてたのに意味わかんない、悲しい。
そしてSLIの不誠実さをはっきりと非難するのですが(主導する機能×内向倫理)、そのうち、いくら非難してもSLIが聞き入れないどころか、ますます自分を嫌がることを悟ります。
会いたくないときに会わなくてよくない…?
するとEIIは、チョットばかし頑張って、SLIの気まぐれの裏に隠れた動機をあれやこれやと想像しながら接していかなければいけなくなります(創造する機能×外向直観)。
なんで突然ドタキャンを言い出したんだろう…?
…というわけで、SLIと一緒にいると、EIIの内向倫理(主導する機能)と外向直観(創造する機能)の優先度は、鏡にうつったように反転することになります。
そしてEIIの鏡写しといえば、鏡像関係・IEE。
このIEEがまさにSLIの双対にあたるタイプなんですよね。もちろん、EIIとIEEは別のタイプなので、まったくIEEと同じようには振舞えませんが、SLIといるEIIは、そうでないEIIよりも「IEEっぽいEII」になります。
深くかかわる人によってソシオタイプがちょっと変わるの、面白いヨネ。
※ひよこちゃんのセリフはイメージです。