宵のつれづれ#28 SLIとEIIの結婚生活 | いざよいブログ
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宵のつれづれ#28 SLIとEIIの結婚生活

ソシオニクス

仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第28回目、SLIとEIIの結婚生活です。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。
  • 毎週月・木曜日の、太陽が沈むころに配信。

SLIとEIIの結婚生活

前回までにEIEの話してきてこのまま続けてもよかったんですが、気分を変えたくなってきましたので、今日は私の好きなストラティエフスカヤのエピソード紹介でもしちゃいます。

私の好きなエピソードランキング3位には入るのが、SLIとEIIの活性化関係です。

ただちょっとこのエピソード、紹介するには長め。…ということで、今回はそのエピソードを元ネタに書いた妄想ストーリーをお届けします。興味沸いたら元ネタのほうは自分で読んでみてくだされ。

では、スタート!

~~~

何十年も前のとある町に、仲良しなSLIの男の子とEIIの女の子がいました。EIIの女の子は、SLIの男の子をお兄ちゃんのように慕っていて、いつもベッタリくっついていました。

SLI
SLI

あ! あっちの方行ったことない、探検してみよっと。

EII
EII

SLIお兄ちゃん!! おいてかないでぇ…!

大人になってから2人は付き合い始め、そして結婚しました。

結婚後、SLIの夫は仕事に明け暮れるようになり、家にいない日がほとんどになりました。土日も仕事などの用事で家を留守にすることが多く、家族で過ごす時間はありませんでした。

EIIの妻はそんな生活を当たり前だと思っていて、しばらくは文句も言わずに家事や育児に専念してきました。……が、年々、些細なことで激しく泣いたり怒ったりするようになりました。

EII妻
EII妻

みんな私を置いていく…。どうして…。ぐすんぐすん…。

SLI夫
SLI夫

…ちょっとAさんとこ行ってくるよ。なんか呼ばれちゃってさ。

EII妻
EII妻

あなたもそうやって私を1人にするんだね…!!

SLI夫
SLI夫

もーしつこいなぁ。寄るだけだし、すぐ帰るって。 

扉バタン。

SLI夫は、EII妻が泣いたり怒ったりするのを見ると、逃げるように家を出ていきました。EII妻はといえば、SLI夫がそういうふうに逃げようとすればするほど、ますます泣いたり怒ったりしました。

それでもSLI夫は、EII妻の感情が落ち着いてくる頃には戻ってきました。そういうときは、部屋でおのおの好きなことをして平和に過ごしました。

こうした生活はSLI夫が定年退職したあとも続きました。

SLI夫は、おじいさんになっても、いつもフラッとどこかへ遊びに行きました。家に取り残されたEIIのおばあさんは、やっぱり泣いたり怒ったりしていました。

SLI夫
SLI夫

ちょっとでかけてくる。そこのスーパー行くだけ。

EII妻
EII妻

そうやってまた私を置いていくんだ…。 

SLI夫はこの長い結婚生活、あまりにも夫婦そして家庭に向き合ってこなかった、とEII妻は思いました。

EII妻
EII妻

SLI夫くんは、私が怒るのが嫌なのはわかってる…。でも私はいつも拒絶されてきた。スーパーに行くのに「買うものある?」とも聞いてくれない。私にだって怒る権利がある。…スーパーに行くって本当? SLI夫くんは本当はどこに行ってるんだろう…? どうして私を置いていくの…?

EII妻はSLI夫に対する不信感でいっぱいになり、そしてまた泣きました。

EII妻がSLI夫と結婚したことは間違いだったのでしょうか?

***

それからまた年月が過ぎ、SLI夫は亡くなりました。最期の半年間は、長年連れ添ったEII妻のことも思い出せなくなっていました。

EII妻は、SLI夫の仏壇の前で手を合わせていました。やっぱり泣いていました。

EII妻
EII妻

またあなたは私を置いていった…。どうしていつもいつも私を置いていくの?

EII妻
EII妻

私も早くあなたのところに行きたい…。

EII妻は、自分が亡くなるまでの11年間、毎日SLI夫のことを思って泣き続けました。EII妻にとって、SLI夫と過ごせた日々は、とても幸せで豊かでかけがえのない宝物であり、それは一生変わることはありませんでした。

おわり

※ひよこちゃんのセリフはイメージです。

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