宵のつれづれ#4 ケーキを作らないSEI | いざよいブログ
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宵のつれづれ#4 ケーキを作らないSEI

ソシオニクス

仕事帰りの電車の中で読めるような軽くて短い記事を書く、宵のつれづれシリーズ第4回目。今回もSEIの話、続けます。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。

ケーキを作らないSEI

同シリーズ#2では、SEIについて書きましたが、

SEI
SEI

ケーキとか作らないし私ってSEIじゃないのかも。

そんな声が聞こえてきたような気がしました。なので今日は、ケーキを作らないSEIというタイトルにしてみました。

ケーキを作らないSEI、前回話した(実家に住んでいた頃の)SEI妹のこと。

私は彼女がケーキを作る姿はおろか、料理をする姿さえ見たことがない。学生時代のバレンタインも、私が「みんな作るから」とかいう極めて消極的な理由で美味しくもないチョコとかクッキーとかケーキとか作るかたわらで、妹は「よくやるね…」みたいな顔をしていた気がする…。

\ケーキ作り…? めんどくさいよ/
SEIひよこ

ですが、こういうふうにくつろぐケーキを作らないSEIのほうが、ケーキ作りに励むSEIよりも、自然な姿ではあるかもしれません。

というのも、#2で引用したストラティエフスカヤのこの引用、つまり

(…)SEI は 5 時間かけて 1 つのケーキをつくるのに没頭するだろう(それからこのケーキを切ることすら惜しがるだろう)。

Активационные диады 1-й квадры: СЭИ – ЛИИ | Соционика от Стратиевской ※拙訳

これ↑ですが、この引用元は、SEIとLIIの活性化関係の記事なんです。

この活性化関係は、タイプの関係の1つで、お互いをやる気にさせる関係です。

LIIとの活性化関係の中では、SEIはやる気が高まっていきます。引用中のSEIがケーキ作りにハマっていったのも、LIIが自分のケーキを喜んでくれて肯定してくれて、やる気が高まったからです。

つまり、ケーキを作るSEIは、やる気に満ち溢れているときのSEIだということ。なので、やる気に満ち溢れていないときのSEIがケーキを作る…とは別に言ってないんですよー。

そして快を求めるSEIが、特に喜ばせたい人もいなくて、やる気も特別沸いていないなら、わざわざ準備や片付けという不快を耐えてまでケーキを作るだろうか?

ですが、ケーキ作りに熱中するやる気に満ちたSEI、ケーキを作らないくつろいでいて自然体なSEI、このどちらもSEIであることには変わりありません。どちらの姿も、SEIのたくさんある表情のうちの1つを切り取ったものにすぎないので、1つの表情だけ見てタイプを決めつけてしまわないようにね。

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