仕事帰りの電車の中で読めるような軽くて短い記事を書く、宵のつれづれシリーズ第4回目。今回もSEIの話、続けます。
ケーキを作らないSEI
同シリーズ#2では、SEIについて書きましたが、
ケーキとか作らないし私ってSEIじゃないのかも。
そんな声が聞こえてきたような気がしました。なので今日は、ケーキを作らないSEIというタイトルにしてみました。
ケーキを作らないSEI、前回話した(実家に住んでいた頃の)SEI妹のこと。
私は彼女がケーキを作る姿はおろか、料理をする姿さえ見たことがない。学生時代のバレンタインも、私が「みんな作るから」とかいう極めて消極的な理由で美味しくもないチョコとかクッキーとかケーキとか作るかたわらで、妹は「よくやるね…」みたいな顔をしていた気がする…。
ですが、こういうふうにくつろぐケーキを作らないSEIのほうが、ケーキ作りに励むSEIよりも、自然な姿ではあるかもしれません。
というのも、#2で引用したストラティエフスカヤのこの引用、つまり
(…)SEI は 5 時間かけて 1 つのケーキをつくるのに没頭するだろう(それからこのケーキを切ることすら惜しがるだろう)。
Активационные диады 1-й квадры: СЭИ – ЛИИ | Соционика от Стратиевской ※拙訳
これ↑ですが、この引用元は、SEIとLIIの活性化関係の記事なんです。
この活性化関係は、タイプの関係の1つで、お互いをやる気にさせる関係です。
LIIとの活性化関係の中では、SEIはやる気が高まっていきます。引用中のSEIがケーキ作りにハマっていったのも、LIIが自分のケーキを喜んでくれて肯定してくれて、やる気が高まったからです。
つまり、ケーキを作るSEIは、やる気に満ち溢れているときのSEIだということ。なので、やる気に満ち溢れていないときのSEIがケーキを作る…とは別に言ってないんですよー。
そして快を求めるSEIが、特に喜ばせたい人もいなくて、やる気も特別沸いていないなら、わざわざ準備や片付けという不快を耐えてまでケーキを作るだろうか?
ですが、ケーキ作りに熱中するやる気に満ちたSEI、ケーキを作らないくつろいでいて自然体なSEI、このどちらもSEIであることには変わりありません。どちらの姿も、SEIのたくさんある表情のうちの1つを切り取ったものにすぎないので、1つの表情だけ見てタイプを決めつけてしまわないようにね。