仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第48回目、ILIの閉ざされた扉です。
ILIの閉ざされた扉
前回まで暗示される機能の話をしていました。
ILIの話あまり書いてないな~と思い、いつものようにストラティエフスカヤを読んでいたところ、面白い箇所を発見しました。以下は、ILIの暗示される機能の外向感覚(意志の感覚)について説明された一節です。
バルザック(ILI)の心を掴む方法は彼の胃を通してであると考えるのは間違いです。バルザック(ILI)の心への道は扉を通してですが、それをこじ開けることができるのは彼の双対カエサル(SEE)の強力な意志の猛攻だけです。(…)他の人たちは最初のドアの向こう側で、次から次へと新たな障害物に遭遇することでしょう。(…)その障害物はバルザック(ILI)が積み上げるものですが、これは他人に自らを征服させないようにすると同時に、この征服を誘発してもいます。
Миражные отношения: ИЛИ – ИЭЭ|Соционика от Стратиевской
ILIの心を掴む方法は、胃袋を掴むのではなく(※内向感覚はILIにとって重要ではないという話だと思う)、閉ざされた心の扉をこじ開けることだ…という話。
ですが、双対・SEE以外では、ILIの心の扉にたどり着くのすら大変です。なぜならILIは自分の心の扉を簡単に開けさせないよう、たくさんの障害物を用意しているからです。
具体的に言うと…そうだな、たとえば相手に対する見せかけの無関心。LINE全然返さないとか、誘ってもつれない態度とか。こんなふうにです↓
今日はお付き合いありがとー!!♡♡ マジで楽しすぎて時間一瞬で溶けた!! 次は2軒目で話してたあのタイ料理屋行こー!!
またの機会があればお願いします!
うそ…何この温度差?! すっごい社交辞令感…。もしかして、メルカリの取引後の評価と間違えてる?
このようにして、ILIと関わる人は皆、「ILIを自分のモノにする」のはなかなか困難であるとわかります。そして、それとは裏腹に、「ILIを自分のモノにしたい」という征服欲だけは激しく掻き立てられ、人によっちゃ激しい葛藤を覚えることになるでしょう。
今すぐ会いたい…連絡したい…でも勇気がでない…。またつれなくされたら…そう思うと怖いの…。君は私のことどう思ってる…? 教えてyour feeling…。
ほとんどの人は、ILIの閉ざされた心の扉を前に立ち尽くすことになります。前に進むことも後ろに退くこともできません。障害物のすべてを乗り越える勇気はありませんが、ILIのことを諦めることもできないのです。
暗示される機能ってやっぱりなかなかギルティーですね。続きます。
※ひよこちゃんのセリフはイメージです。