仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ第17回目。今日は、ESIの言えないことばというタイトルでお送りします。
ESIの言えないことば
今日も衝突関係のILE&ESIのお話。
前回、衝突関係は悪い特徴が出やすい関係と言いました。ESI先輩は、ILEくんを叱れませんでした。それは、ILEくんに言っても聞かないだろうしキレそうでコワイから。そのせいで、結果的にILEくんの短所が暴走するというか強調されるというかむき出しになる形となってしまった…みたいな話もしたつもりです。
ですが衝突関係では、これとはまたちょっと違う理由から、補ってあげられない別の短所もあります。
さて、以下は、ストラティエフスカヤの記事で登場する、ILE夫に対するESI妻の語りです。ここにILE夫のもう1つの短所があります。
「夫はジムのトレーナーとして働いていて、毎日、私は夫のトレーニングウェアを洗わなければいけませんでした。でもそんなのは些細なこと。一番キツかったのは、仕事から帰ってきた夫をお風呂に入れることでした。彼はお風呂にひどい嫌悪感を抱いており、そのため私は彼に嫌悪感を抱いていました。私は毎晩彼の帰宅に合わせて、お風呂の準備を始めました。しかし、彼にそのお湯に入れと強いることもできないとわかりました。夫とはよくこのことについて言い合いになりました。それから、彼は、意図した目的通りには使わず、お湯をただ排水し始めました。私は夫がそうするのを何度か見つけましたが、その後、私は、彼が汚れたままでいたがるという事実を受け入れざるを得なくなりました。」
Конфликтные отношения: ИЛЭ – ЭСИ | Соционика от Стратиевской
このESI妻は、頑なにお風呂に入らないILE夫に嫌悪感を覚えています。それで、夫のためにお風呂のお湯を沸かし、”帰宅即入浴”がスムーズにできるようにセッティングしました。
…残念ながら、ILE夫にそんなセッティングをしても無意味。むしろ口喧嘩に発展します。
そもそもなんで毎日お風呂に入らないといけないの?
清潔にしないといけないからだよ。
答えになってなくない? なんで清潔にしないといけないの?
…なんでもだよ!
ESI妻は、説明を拒みます。どんなに説明を求めたとしても、ILE夫が納得いくことばをESI妻が口にすることはないでしょう。
それは前回みたいな「言ったらキレられそうだから」という理由とは違います。そうではなく、ESI妻自身が言いたくないんです。ESI妻は人に対して絶対に言ってはいけない禁句だと感じているんです。
ううん……。
もしこの妻がESIではなく、ILEの双対・SEIだったなら……その禁句を禁句とも思わず平然と言うでしょうけどね。
なんでお風呂に入らないといけないの?
汗かいたままだと、くっさいよ~。
きっと、こんな感じ?